【毎日1フレーズ!歌で学ぶ英語】「Let It Be」The Beatles

【毎日1フレーズ!歌で学ぶ英語】

「Let It Be」The Beatles

ワンポイント解説

Let it be.

あるがままに。

Let it be」は「そのままにしておけ」「放っておけ」「(何もしないで)あるがままに」という意味のフレーズで、文法的には使役動詞let + 目的語 + 動詞の原形(be)の形をとっており、命令文として「そのままの状態にさせなさい」という強いニュアンスを持ちます。

▼文法解説

Let(動詞):「〜させる」という意味の使役動詞です。
it(目的語):「そのままにしておきたい問題や状況、または「放っておくべき人」」を指します。
be(動詞の原型):「ある」「存在する」という意味で、目的語が「そのままの状態である」ことを示します。
具体的な意味と使い方
「そのままにしておけ」「放っておけ」:問題や困難を解決しようとせず、干渉せずに放っておくことを促す際に使われます。
例:「体調が良くないのでそっとしておいてください。」(Please let me be.)
「あるがままに受け入れる」:何が起きても受け入れ、自然の成り行きに任せる、という意味合いで使われることもあります。
例:トラブルに遭遇したときは、ただ受け入れてください。(When you find yourself in times of trouble, just let it be.)
「Let it be」が使われる状況
何かに対処できないと感じるとき(3)
事態を悪化させないために、何もしないことを選ぶとき(3)
相手に干渉されたくないとき(3, 4)

▼Let it be. と Let it go. の違い

“Let it be"は「あるがままに」「なすがままに」と受け入れるニュアンスで、"Let it go"は「手放す」「放っておく」「あきらめる」といった積極的な放棄のニュアンスです。"Let it be"が現状を静かに見守るのに対し、"Let it go"は過去への執着を手放し、現状から先に進むことを促します。

●発音: Let it be「レット イット ビー」→ 「レティッビー」

『毎日1フレーズ!歌で学ぶ英語』の大きな特徴は、「サウンドリダクション」や「リエゾン」「リンキング」「Connected Speech」と呼ばれる、音と音が繋がって発音されたり、音が消えたり、別の音に変化したりする現象について学び、これらを楽しみながら自然と身につけることができることです。その結果、ネイティブスピーカーの発音がより聞きやすくなり、より自然な英語を話せるようになります。Let’s have fun together!!

▼具体的には、以下の3つのパターンが挙げられます:(理屈よりも楽しく自然に身につけることが大切!)

①脱落:
子音が連続する場合、発音されなくなる場合.
例: “last summer" (ラスト サマー) → “ラス サマー"
リエゾンを理解することで、ネイティブの発音がより聞き取りやすくなり、より自然な英語を話せるようになります.

②子音と母音の連結:
子音で終わる単語と母音で始まる単語が連結して発音される場合.
例: “take it" (テイク イット) → “テイキット"

③同化:
前後の音が影響し合って、別の音に変化する場合.
例: “got you" (ガット ユー) → “ガッチュー"

*This song was chosen by Tashirende Kumiko.