「古人に学ぶさいには」

2021年2月8日◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「古人に学ぶさいには」

書物をよんで聖賢の教えに親しむには、まず
気持を清浄にしてかからなければならない。
さもないと、せっかく古人の立派な行動や
教えに触れても、私利を追及する参考に
したり、欠点をとりつくろう口実にしたりする
のが落ちだ。

これでは敵に武器を貸し、盗人に食糧を与え
るのと、少しも変わりがない。

●せっかく学んでも、使い方を誤るとわが身を
あやめる凶器になるのだという。

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