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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

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「不満を抱かない」

仏家のいう「縁にまかせる」こと、儒家のいう
「地位に安んじる」こと。この二つは、人生の
海を渡る上で欠かすことのできない浮き袋で
ある。

人生の海は広々として果てしが ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「心の動揺を押さえる」 自然の暑さ寒さには対処することもできようが、 ころりと変わる人情は ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「減らすことを考える」」 この人生では、何ごとにつけ、減らすことを 考えれば、それだけ俗世 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「第三者の立場に」 激浪が逆巻く荒海でも、舟に乗っている者はその 恐ろしさに気づかず、陸で ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「寺も俗界と変わらない」 みだらな女が男狂いの果てに尼となり、功名に はやる男がヤケをおこ ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「人生の落とし穴」 分に過ぎた幸運、理由のない授かりものは、神様の 誘いの餌か、あるいは、 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「花は五分咲き」 花を見るなら五分咲き、酒を飲むならほろ酔いかげん このあたりに最高の趣が ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「心しだいで苦海となる」 名誉や利益にとらわれた人々は、しきりに「この世は 汚れている。苦 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「心に影を留めない」 耳に聞こえる雑音は、谷にこだまするつむじ風のような もの。過ぎ去って ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「喜びも悲しみも忘れる」 子どもが生まれるとき、母親の生命は危険に さらされる。財産が多く ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「ものみな真理の門」 心本来の姿を見失うのは、多くの場合、雑念に よって揺れ動いているから ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「暇すぎても忙しすぎても」 あまり暇がありすぎても、つまらない雑念が 頭をもたげてくるし、 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「無為にして化す」 徹底して悟りを開いた人は、万物をあるがままの 姿において発展させる。万 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「物に使われない」 月や風、花や柳がなかったら自然は成り立たない。 欲望や嗜好がなかったら ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「心の広い人、狭い人」 心の広い人にとっては、何万石の高禄も素焼きの 土器ほどの価値もない ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「心の洗濯」 高い山に登れば心が広々としてくるし、川の流れに 見入っていると俗塵を脱したよ ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「ひとしおの風情あり」 雨あがりに眺める山は、ふだん見るよりいっそう 新鮮に感じられる。夜 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「冬来たれば春近し」 草木が枯れ出すころ、根もとにはすでに新しい 芽生えが始まっている。凍 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「ねばり強く、機を待つ」 縄でも、長いあいだこすり続ければ木を断ち 切るし、水滴も、時間を ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「心の持ち方によって」 幸福も不幸も、すべて心の持ち方から 生まれてくる。 釈迦も語ってい ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「動も静も忘れ去る」 喧噪を嫌って静寂を求めるには、人を避けるのが いちばんだと思われてい ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「ことさらに求めない」 心に妄念がなければ、あらためて心を見つめる 必要はない。釈迦の説く ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「人生もかくの如し」 役者は、紅おしろいを塗りたくり、刷毛の先で 美人や醜婦になりすます。 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「知者は未然に知る」 病気になってから健康のありがたさに気づき、 戦乱の世になってから泰平 ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「悠々たる態度」 しっかりと自分の立場を確立して外物に支配 されなければ、成功したところで ...

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◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「技巧を捨てる」 文学の修行も道徳の修養も、「拙」すなわち技巧 を捨てることによって、進歩 ...