「不満を抱かない」
「不満を抱かない」
仏家のいう「縁にまかせる」こと、儒家のいう
「地位に安んじる」こと。この二つは、人生の
海を渡る上で欠かすことのできない浮き袋で
ある。
人生の海は広々として果てしが ...
「心の動揺を押さえる」
「心の動揺を押さえる」 自然の暑さ寒さには対処することもできようが、 ころりと変わる人情は ...
「減らすことを考える」」
「減らすことを考える」」 この人生では、何ごとにつけ、減らすことを 考えれば、それだけ俗世 ...
「第三者の立場に」
「第三者の立場に」 激浪が逆巻く荒海でも、舟に乗っている者はその 恐ろしさに気づかず、陸で ...
「寺も俗界と変わらない」
「寺も俗界と変わらない」 みだらな女が男狂いの果てに尼となり、功名に はやる男がヤケをおこ ...
「人生の落とし穴」
「人生の落とし穴」 分に過ぎた幸運、理由のない授かりものは、神様の 誘いの餌か、あるいは、 ...
「花は五分咲き」
「花は五分咲き」 花を見るなら五分咲き、酒を飲むならほろ酔いかげん このあたりに最高の趣が ...
「心しだいで苦海となる」
「心しだいで苦海となる」 名誉や利益にとらわれた人々は、しきりに「この世は 汚れている。苦 ...
「心に影を留めない」
「心に影を留めない」 耳に聞こえる雑音は、谷にこだまするつむじ風のような もの。過ぎ去って ...
「喜びも悲しみも忘れる」
「喜びも悲しみも忘れる」 子どもが生まれるとき、母親の生命は危険に さらされる。財産が多く ...
「ものみな真理の門」
「ものみな真理の門」 心本来の姿を見失うのは、多くの場合、雑念に よって揺れ動いているから ...
「暇すぎても忙しすぎても」
「暇すぎても忙しすぎても」 あまり暇がありすぎても、つまらない雑念が 頭をもたげてくるし、 ...
「無為にして化す」
「無為にして化す」 徹底して悟りを開いた人は、万物をあるがままの 姿において発展させる。万 ...
「物に使われない」
「物に使われない」 月や風、花や柳がなかったら自然は成り立たない。 欲望や嗜好がなかったら ...
「心の広い人、狭い人」
「心の広い人、狭い人」 心の広い人にとっては、何万石の高禄も素焼きの 土器ほどの価値もない ...
「心の洗濯」
「心の洗濯」 高い山に登れば心が広々としてくるし、川の流れに 見入っていると俗塵を脱したよ ...
「ひとしおの風情あり」
「ひとしおの風情あり」 雨あがりに眺める山は、ふだん見るよりいっそう 新鮮に感じられる。夜 ...
「冬来たれば春近し」
「冬来たれば春近し」 草木が枯れ出すころ、根もとにはすでに新しい 芽生えが始まっている。凍 ...
「ねばり強く、機を待つ」
「ねばり強く、機を待つ」 縄でも、長いあいだこすり続ければ木を断ち 切るし、水滴も、時間を ...
「心の持ち方によって」
「心の持ち方によって」 幸福も不幸も、すべて心の持ち方から 生まれてくる。 釈迦も語ってい ...
「動も静も忘れ去る」
「動も静も忘れ去る」 喧噪を嫌って静寂を求めるには、人を避けるのが いちばんだと思われてい ...
「ことさらに求めない」
「ことさらに求めない」 心に妄念がなければ、あらためて心を見つめる 必要はない。釈迦の説く ...
「人生もかくの如し」
「人生もかくの如し」 役者は、紅おしろいを塗りたくり、刷毛の先で 美人や醜婦になりすます。 ...
「知者は未然に知る」
「知者は未然に知る」 病気になってから健康のありがたさに気づき、 戦乱の世になってから泰平 ...
「悠々たる態度」
「悠々たる態度」 しっかりと自分の立場を確立して外物に支配 されなければ、成功したところで ...
「技巧を捨てる」
「技巧を捨てる」 文学の修行も道徳の修養も、「拙」すなわち技巧 を捨てることによって、進歩 ...