「流れにまかせて」
「流れにまかせて」 わたしの体は、綱をとかれた捨て小舟。行くも 止まるも流れまかせ。 わた ...
「疑心暗鬼」
「疑心暗鬼」 心が動揺しているときは、手にした杯に弓の 影が映っても蛇かと驚き、草むらの岩 ...
「環境をととのえる」
「環境をととのえる」 山深いあたり、泉のほとりを散策すれば、 俗塵に汚れた心も洗い清められ ...
「足を引っぱられない」
「足を引っぱられない」 栄達を望みさえしなければ、利益や地位の 甘い誘惑に振り回される恐れ ...
「自然のなかに別天地」
「自然のなかに別天地」 ひそやかな田舎のたたずまい、竹垣のあたりで 犬が吠え、鶏が鳴く、ま ...
「いつも静かな境地に」
「いつも静かな境地に」 わが身を、いつもあくせくする必要のない 状態に置いておけば、世界の ...
「社会生活の中で」
「社会生活の中で」 俗世間から超越する道は、ふつうの社会 生活を営むなかで見出すことができ ...
「俗塵を逃れて」
「俗塵を逃れて」 薄い粗末な布団にくるまって、あばら屋に 身を横たえれば、部屋中の霊気が心 ...
「環境の違いで」
「環境の違いで」 ごたごたして騒がしい環境では、ふだん記憶して いることまで、うっかり忘れ ...
「執着すれば楽も苦に」
「執着すれば楽も苦に」 人里離れた山林は住むのに最適の地だが、 いちど住まいに凝りだすと、 ...
「何を悟るか」
「何を悟るか」 漫々たる河の水が音もたてずに流れていく。 それを見れば、騒がしい環境に身を ...
「あるがまま」
「あるがまま」 禅の極意に、「腹がへったら飯を食い、疲れたら 眠る」とある。また、詩作の心 ...
「素朴な味」
「素朴な味」 ゆったりした気分は、味の濃い美酒が飲める ような生活からは得られない。それは ...
「とらわれない境地」
「とらわれない境地」 谷間から流れ出る白雲は、行こうが止まろうが 思いのまま、なにものにも ...
「悟りの境地」
「悟りの境地」 静かさを愛する人は、流れる雲やものさびた 石を眺めながら、幽玄の世界に心を ...
「用事を減らす」
「用事を減らす」 名声を鼻にかけるよりも、名声から逃れよう とするほうが、はるかに奥ゆかし ...
「欲望にはきりがない」
「欲望にはきりがない」 利益に貪欲な人間は、金をもらっても 玉がもらえなかったと不満を鳴ら ...
「退くことも考える」
「退くことも考える」 前に進むときには、必ず後に退くことを 考えよ。そうすれば、垣根に角を ...
「心の問題」
「心の問題」 自然の暑さから逃れることはできなくても 暑さを苦にする心を消し去れば、いつも ...
「人の思惑」
「人の思惑」 世俗を逃れて山林に住む者には、栄誉も恥辱 も関係ない。 道義を守って突き進む ...
「ふだんの修養」
「ふだんの修養」 忙しいときにあわてふためきたくないと 思うなら、暇なときに、しっかりと精 ...
「一歩譲る」
「一歩譲る」 人と争ってわれ先に進もうとすれば、道は いよいよ狭くなる。一歩譲って後にさが ...
「病気と死を忘れない」
「病気と死を忘れない」 激しく燃えあがる色欲も、もし病気になったら と考えたとたん、たちま ...
「風月を友として」
「風月を友として」 松の生えた谷のあたりを、杖をひいての そぞろ歩き。ふとたたずめば、破れ ...
「無欲な暮らし」
「無欲な暮らし」 権威をふるっている人物に取り入れば、 相手の転落とともに、たちまち手きび ...