「物に使われない」

◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「物に使われない」

月や風、花や柳がなかったら自然は成り立たない。
欲望や嗜好がなかったら心は成り立たない。

ただし、肝心なのは、物を使っても物に使われない、
しっかりした自分を確立しておくことだ。そうすれば、
嗜好や欲求もこの人生には欠かせないものとなり、
そのなかにこそ理想の境地を見出すことができよう。

●肝心の自分がしっかり居座っていれば、物欲に
振り回されることもないのだという。

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