『偉業は、一人の熱い思いから始まる』
『偉業は、一人の熱い思いから始まる』
「信念をもった一人の人間の力は、
興味を持たない九十九人の集団にもまさる」
（ジョン・スチュアート・ミル）
これは、「自由とは何か」を問う名著『自由論』で
自由主義思想に大きな影響を与えた
１９世紀イギリスの思想家、ジョン・スチュアート・ミルの言葉です。
この言葉は、私が何か大きな行動を起こそうとする時、迷った時に
支え、後押ししてくれる言葉です。
会社や組織に於いて、
何か変革や改革を行おうとすると時に良く耳にするのが、
「結局、一人では何もできないよ」という趣旨の言葉です 。
しかし、それは行動する前から諦めた「志を持たない人間」の言葉です。
そして、その言葉では当然、生産的な思考もエネルギーも育ちません。
確かに、一人の力は微力かもしれません。
しかし、一人の人間の強烈な思いが周囲に人の心に伝播し、
信じられない力を持ち、組織や環境が変わっていった歴史を
私たちは数多くの史実から知ることができます。
アメリカで奴隷解放を実現したマーティーン・ルサー・キング牧師、
インド独立の父、マハトマ・ガンジー
南アフリカで黒人解放をした、ネルソン・マンデラ
明治維新の推進力となった、坂本龍馬
例を挙げればキリがありません。
「高い志」があるなら、九十九人の中に落ち着くことに満足せず、
たった一人でも、それを言葉にし、信念を持ち続け、
行動していくと多くの人々の心を動かすことが出来るのです。
私たちは、「全ての偉業は、一人の熱い思いから始まった」という
この事実を心に強く刻んでおくべきです。
「誰か他の人が」という発想でなく、
常に自分事として、「これは私が」という考えを持つべきです。
「出来る」という可能性から発想する視点を持つことで、
自分の周りや世の中の環境が改善されることは間違いないでしょう。
その信念をつくるのが、繰り返し、繰り返し、発する言葉なのです。
だから、「志」を持ったなら、
それを言葉にして人に発しましょう。
そして、「私がやる！！」
「私だから出来る！！」と自分自身に発し続けましょう。