『小さな差が大きな差になる』
『小さな差が大きな差になる』
「勝者と敗者には大きな違いがある」と
思っている人がいるかも知れませんが
それは間違いです。
例えば、スポーツで優勝できる人と
2位とか3位になった人の技術的な差は
ほとんどないと言われています。
よく例えられる話ですが
プロ野球で、
三割バッターと二割バッターとの年収の差は
何倍もの差になって現われます。
三割バッターと二割バッターとの差とは
100回、バッターボックスに立って
打ったヒットの数が僅か数本の差です。
この小さな差が大きな収入の差になるのです。
「彼はまた優勝するだろう。
1回だけじゃなく何回も。
しかし、そのためには、
少しずつ、いい体調で参加する必要があるだろう。
ちょっといいコンディションと、ちょっといい準備、
それが必要だ。
たった2%、今よりいい状態にするば
彼はまた優勝するでしょう」
これは、ある著名なプロゴルファーが
ライバル選手に向かって言った言葉だそうです。
この『2%の改善』
必要なのは、彼だけではなく
私たちにも言えるのではないでしょうか。
考えてみましょう。
一週間に『2%の改善』は可能だろうか?と・・
一週間で『2%の改善』であれば、
ちょっとした努力で、私たちにも出来るかも知れません。
しかし、この一週間で『2%の改善』が
1年続けると280%の改善になり、
2年続けると784%の改善となり、
3年続けると2195%の改善になります。
つまり1週間に2%の改善が可能であれば、
3年で22倍の改善になるということです。
このほんの少しの努力が、
勝者と敗者に分けてしまうのです。
しかし、この少しの違いを大切にせずに、
一気に上手くなりたい。
一気に金持ちになりたい。
一晩で成功したい、有名になりたい。
などと考えていては、
いつまで経っても目的が達成できません。
大切なのは、失敗を繰り返しながらも
小さな改善をくり返しながら、
少しずつ前に進んでいく事ではないでしょうか。
少しずつの改善でも、3年後に振り返った時には、
スタートしたところから
遥か遠くまで来ていることに気づくでしょう。
だから、
「今日も少しずつ・・」
「もう一回・・」と
自分を励ましながら、小さな改善に努めましょう。
「言葉はちから」です。
口にする言葉を支えにして、
小さな、小さな改善をくり返すことで
大きな、大きな、改善へとつなげましょう。
小さな、小さな、進歩を続けることで
大きな進歩を手に入れましょう。