「中途半端な人間」

◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「中途半端な人間」

「知」を超越した達人は、心にわだかまりや
偏見を持たない。また、「知」以前の愚人は
心に余計な知識をいっさい持たない。こういう
人たちとは、ともに学び、ともに仕事をすること
ができる。

ところが、中途半端に知識をつめこんだ人間は
なまじっかな「知」に振り回されて、憶測や疑惑
の虜になりがちだ。こういう相手とは協力して事
に当たることはできない。

●中途半端がいけないのだという。磨きに
磨いていったその先は、また「愚」に帰るの
かもしれない。

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