「得意のときと失意のとき」
「得意のときと失意のとき」
厚い待遇が仇となて、かえって災難に見舞われる
ときがある。なんでも思いどおりになるようなときこ
そ、むしろ気持を引き締めて事に当たらなければ
ならない。
挫折したあとで成功のきっかけをつかむこともある。
たとい八方ふさがりの状態に陥っても、あきらめて
投げ出してはならない。
●幸があれば不幸があり、得意のときがあれば
失意のときもある。つまり、幸と不幸は循環して
いるのだという。得意のときには、いっそう気持を
引き締め、失意のときには、いずれまたよいとき
が来るさと、しぶとく耐え忍ぶ処世態度が生まれ
てくる。