『過ぎたるは及ばず』

◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

『過ぎたるは及ばず』

灯火は消えかけてまばたきを失い、着物は
ボロボロでぬくもりもない。これでは質素を
好むといっても、あまりに殺風景だ。

体は枯れ木、心は冷たい灰のようでまるで
生きている気配が感じられない。これでは、
静寂を好むといっても、あまりに極端だ。

●質素がいい静寂がいいと言っても、度が
過ぎると身動きがとれなくなる。

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