「苦しみのなかに楽しみ」

◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「苦しみのなかに楽しみ」

世間一般の人々は、欲望を満足させる
ことに楽しみを求めるので、楽しみを通じて
かえって苦しみをつのらせている。

悟りの境地に達した人物は、欲望にうち勝
つことに楽しみを見出すので、苦しみを通じ
てかえって楽しみを手に入れる。

●「君子はいつもゆったりしている。小人は
いつもくよくよする」と孔子は語っているが、
洪自誠の言うように、楽しみの見出し方が
違うせいかもしれない。

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