【毎日1分!フレームワーク キーワード 115 】「 計画力を高めるフレームワーク11-6 62. 事業ドメイン 」どの事業領域でビジネスするかを決める

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【1 Minute Daily! Framework Keyword 115】“Framework 11-6 for Enhancing Planning Skills: 62. Business Domain” Determining which business domain to operate in

企業が事業をする上では、どんな領域で事業をするかについて決めて経営者から社員まで共有しておくことが好ましいです。どんな事業領域でビジネスをしていくかを共有していないと、社員や役員が好き勝手に事業を拡張し、結果として失敗の山を築いてしまう可能っ世が高いからです。

このように、組織として定義され、共有された事業領域を事業ドメイン(領域)と呼びます。事業ドメインは一度決めたらずっと同じである必要はありません。むしろ、事業を成長させたり、環境変化に適応するために進化させていくことが求められます。

自社の事業ドメインを環境適応や差別化のために進化させる必要がある時に、事業ドメインを3つの軸で定義します。具体的には、お客様ターゲット、お客様への提供機能、提供方法の三つです。

①お客様ターゲット(Who)=想定しているお客様はどこにいる、どんな人か?

②お客様への提供機能(What)=お客様にどんな機能を提供し、どんな状態になって欲しいか?

③提供方法(How)=機能を提供するための方法やそれに必要な技術は何か?

事業進化のための事業ドメインの再定義には、これら三つの要素を変更するかしないかの組み合わせによって、7つのパターンがあります。
・三軸のうち,一軸だけを変更~3パターン
・三軸のうち、二軸を変更~3パターン
・三軸とも変更~1パターン

事業ドメインの再定義の方向性は、市場の細分化、潜在ニーズの顕在化、より合目的性の高い事業への進化などがあります。事業ドメインの再定義には、市場性、事業経済性、業務プロセスなどの視点から十分な評価・検討を加える必要があります。

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参考書籍<お勧め>:「戦略プロフェッショナルが選んだフレームワーク115」PHP研究所 丹生光 著

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