「力を蓄える」

◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「力を蓄える」

長いあいだうずくまって力を蓄えていた鳥は
いったん飛び立てば、必ず高く舞いあがる。
他に先がけて開いた花は、散るのもまた早い。

この道理さえわきまえていれば、途中でへた
ばる心配もないし、功をあせっていらいらする
こともない。

●春秋時代の荘王は、即位した当初、いっこ
うにやる気がなく、「3年鳴かず飛ばず」であった。
見かねて重臣たちが諌めると、「3年飛ばずとも
ひとたび飛べば天の極みに至るであろう。3年
鳴かずとも、ひとたび鳴けば世を驚かすであろう」
と答えたという。後にかれは果たして覇業を達成
し、実力第一人者の地位についた。

 

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