「中途半端な人間」
「中途半端な人間」
「知」を超越した達人は、心にわだかまり
や偏見を持たない。また、「知」以前の
愚人は、心に余計な知識をいっさい持た
ない。こういう人たちとは、ともに学び、とも
に仕事をすることができる。
ところが、中途半端に知識をつめこんだ
人間は、なまじっかな「知」に振り回されて、
憶測や疑惑の虜になりがちだ。こういう相手
とは協力して事に当たることはできない。
●中途半端がいけないのだという。磨き
に磨いていったその先は、また「愚」に返る
のかもしれない。