「変化の跡を留めない」

2021年2月8日◆菜根譚(さいこんたん)「儒仏道を融合した人生の書」

「変化の跡を留めない」

晴れわたった青空も、にわかにかき曇って、
激しい雷鳴がとどろく。どしゃぶりの大雨
も、たちまちやんで、雲ひとつない青空に
もどる。このように、大自然も天空もめま
ぐるしく変化してやまないが、いささかも
変化の跡を留めない。

人間の心もこうありたいものだ。

●明鏡止水の心境である。

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