「探求一筋」

2020年10月7日◆成功者の教え

「探求一筋」
史上最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功し、
現在は次なる夢、
「85歳でヒマラヤの山頂からスキー滑降する」を実現するため、
日々トレーニングを積んでいる三浦雄一郎さん。
しかし、そんな三浦さんも50代の頃は、燃え尽き症候群に陥り、
10年近く食べ放題、飲み放題の不摂生な生活を続け、
メタボリックな中年と化しました。
そこから再び「エベレストに登る」という夢を叶えるため、
65歳の時、地道なトレーニングを開始。
年齢そして心臓病と闘いながら、
死に直結する危険をも顧みず3度目の登頂を果たしたのです。
今日は、なぜ三浦さんは世界的な偉業を
成し遂げることができたのか?を
ある雑誌で話していましたのでご紹介しましょう。
『いくつになっても諦めなければ夢は叶う』
2003年5月、私は目標としていた
70歳でのエベレスト登頂に成功しました。
頂上からの素晴らしい眺めに感動した私は、
再びここに戻ってきたいと思いました。
一方で、私の心臓はかなりのダメージを受けていました。
登頂の途上で不整脈と心房細動を発症し、
命の危険にも直面しました。
心臓の専門医には引退を勧められましたが、
エベレストへの思いは断ちがたく、
2度にわたって心臓の手術を受け、2008年5月に
75歳でのエベレスト再登頂に成功したのです。
2度目の登頂を果たした私は、帰ってくるなり
今度は「80歳でエベレストに行きたい」と口にしました。
既に2度の心臓手術を受けた身ですから家族は猛反対です。
家族は80歳となると、心臓がもつかどうか心配したのです。
2009年にはスキーで骨盤と大腿骨の付け根を骨折し、
再起不能になる恐れがありました。
しかし、私の挑戦意欲は衰えませんでした。
強く反対をする家族には
「エベレストに行かせてくれないなら家出する!」
と言い放ち、何とか説得に成功しました。
3度目の出発までに
私は2度の心臓手術を繰り返しました。
まさに80歳のエベレストは命懸けの挑戦ですが、
諦める気持ちは微塵もありませんでした。
私がそういう強い気持ちを持てたのは、
父を見ていたからかもしれません。
父は90歳から97歳までの間に
スキーで転んで3回骨折しています。
普通であれば90を過ぎてスキーで骨を折ったら
「俺ももう年だ。危ないことはやめよう」と考えますが
周りがいくら、「危険だからやめなさい」と
言っても父は聞きませんでした。
スキーをしたいという一心で、入院から10日ほど経つと、
折れた右足にギプスをしたまま左足の屈伸運動を始め、
バーベルを上げたり、食べ物の工夫をしたりして、
奇跡的に骨をくっつけてしまったのです。
最後に骨折したのは97歳の時でしたが、
これも治して99歳でモンブランを滑ったのです。
いくつになっても諦めなければ、夢は叶うのです。
夢が叶わないのは、どこかで諦めてしまうからです。
父は101歳で天寿を全うしましたが、
最後まで大好きなスキーを続けました。
サインを求められると、好んでこう書いていました。
『探求一筋』
人間、現状維持でいいのだと思ってしまうと、
そこで成長が止まってしまいます。
しかし、父は最後まで成長し続けていました。
「もうこれでいい」という気持ちは決して持ちませんでした。
現状維持を拒み、昨日の自分を超えようとしていました。
父は「諦める」という言葉を知らない人でした。
そうした父の生き方は、
私にとっての最高の手本となっているのです。
(三浦雄一郎)
いくつになっても
「もうこれでいい」と言う気持ちを捨てて、
「まだまだ!!」と言って挑戦をし続けましょう。
「言葉はちから」です。
口にした言葉が、「諦め心」を吹き飛ばし、
挑戦を後押しするでしょう。

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◆成功者の教え

Posted by Toshi