「得意のときと失意のとき」Injury can appear in the midst of kindness.

◆英日で学ぶ菜根譚(さいこんたん)「儒仏道の教えを融合した人生の書」

【英語翻訳版】

Injury can appear in the midst of kindness.
When happy, keep your wits about you.
The aftermath of failure can be turned into success.
When things don’t go the way you want,
Do not be quick to give up the ghost.

■単語チェック

・injury:傷害
・wit:知恵,機知
・aftermath:直後の時期

注)keep your wits about you.[抜かぬな」
give up the ghost 「死ぬ。壊れる、動かなくなる」の二つの
イディオムに注意したい。

【日本語翻訳版】

「得意のときと失意のとき」

厚い待遇が仇となて、かえって災難に見舞われる
ときがある。なんでも思いどおりになるようなときこ
そ、むしろ気持を引き締めて事に当たらなければ
ならない。

挫折したあとで成功のきっかけをつかむこともある。
たとい八方ふさがりの状態に陥っても、あきらめて
投げ出してはならない。

●幸があれば不幸があり、得意のときがあれば
失意のときもある。つまり、幸と不幸は循環して
いるのだという。得意のときには、いっそう気持を
引き締め、失意のときには、いずれまたよいとき
が来るさと、しぶとく耐え忍ぶ処世態度が生まれ
てくる。

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注)「菜根譚」を英語翻訳版と日本語翻訳版で学べるよう以下の翻訳書籍を参考に、
コンテンツは管理者の選択にて、英語版には単語チェックを加えて投稿しています。

▼参考書籍:

①決定版「菜根譚」 守屋洋著(分かりやすい語釈が加えられており、お勧めの書です。
日本語版のみのコンテンツも本ブログの別カテゴリーにて参照できます。)

②「Master of the Three Ways」Reflections of a Chinese Sage on Living a Satisfying Life
Hung Ying-ming Translated by William Scott Wilson

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