「進歩とは反省の厳しさに正比例する」
『反省することで進歩する』
「進歩とは反省の厳しさに正比例する」
(本田宗一郎)
今日は「世界のホンダ」創業者、本田宗一郎の言葉です。
成功法則の神髄を表現した言葉ではないでしょうか。
本田さんは、本田技研工業がまだ町工場だった頃から
「この会社を必ず世界的企業にする」と
ミカン箱の上に立って社員に演説をしていたと言われています。
そんな本田さんですが、彼の発する言葉から垣間見えるのは、
誰もが驚くような大風呂敷を広げながらも、非常に繊細で、
かつ戦略的な一面を持っていたことが伺い知れます。
それは、技術者出身だということが影響しているのでしょう。
「仮説」と「検証」を繰り返すことで革新を図るということが、
彼の価値観として血肉化されていたのでしょう
当然ですが、夢を語るだけでは、決して夢に辿りつけません。
願望や夢を叶えるためには、行動する必要があります。
「夢」を言葉にして語るのは、その行動を後押しするためです。
そして、行動すれば、必ず結果が生まれます。
ここで大事なポイントは、
その行動から得られた結果に対しては、成否に関係なく、
「これで良かったのだろうか?」
「もっと良い方法はなかったのか?」
「どうすれば・・もっと良い結果が?」と反省することです。
そして、本田宗一郎氏が今日の言葉で伝えたかったのは、
その反省の厳しさに「正比例する」という部分ではないでしょうか。
行動し、その結果を反省し、
それを修正して新たなアプローチを試みる。
このプロセスを愚直に繰り返す。
しかも、その反省が厳しければ厳しいほど、
正比例する形で進行していき、
結果は決して裏切ることはないでしょう。
だから、常に自分自身に
「これで良かったのか?」
そして、
「どうすれば・・?」と問い掛け続けましょう。