「人生もまた楽し」
「人生もまた楽し」 たくらみの心を捨てれば、月が天心に 澄み風が水面をわたるようなすがすが ...
「ねばり強く、機を待つ」
「ねばり強く、機を待つ」 縄でも、長い間こすり続ければ木を断ち 切るし、水滴も、時間をかけ ...
「心の持ち方によって」
「心の持ち方によって」 幸福も不幸も、すべて心の持ち方から 生まれてくる。 釈迦も語ってい ...
「動も静も忘れ去る」
「動も静も忘れ去る」 喧噪を嫌って静寂を求めるには、人を避ける のが一番だと思われているら ...
「修行には段階がある」
「修行には段階がある」 不動心を確立できないあいだは、世俗の 巷に足を踏み入れてはならない ...
「切りあげ時を心得る」
「切りあげ時を心得る」 宴会のにぎわいも最高潮にさしかかったころ、 やおら席を立って引き上 ...
「ことさらに求めない」
「ことさらに求めない」 心に執念がなければ、あらためて心を 見つめる必要はない。釈迦の説く ...
「自然を愛でる心のゆとり」
「自然を愛でる心のゆとり」 風薫るなかにこぼれる可憐な草花、雪景色 を照らし出す清澄な寒月 ...
「人生もかくの如し」
「人生もかくの如し」 役者は紅おしろいを塗りたくり、刷毛の先で 美人や醜婦になりすます。だ ...
「悠々たる態度」
「悠々たる態度」 しっかりと自分の立場を確立して外物に 支配されなければ、成功したところで ...
「知者は未然に知る」
「知者は未然に知る」 病気になってから健康のありがたさに気づき、 戦乱の世になってから泰平 ...
「ゆるめるも引き締めるも」
「ゆるめるも引き締めるも」 白楽天は、「身も心も解放して、ゆったりと 自然にまかせるがよい ...
「枯れたなかにも生命力」
「枯れたなかにも生命力」 ものみな静まりかえっておいるとき、一声、 鳥の鳴き声が聞こえてく ...
「俗界も仙境となる」
「俗界も仙境となる」 束縛されるも自由を得るも、心の持ち方 ひとつにかかっている。心が自由 ...
「内面が充実していれば」
「内面が充実していれば」 精神が充実しているときは、粗末な布団 にくるまっていても、天地の ...
「万物はみな同じである」
「万物はみな同じである」 天地のあいだに存在するすべての物、人間 関係のなかで起こるさまざ ...
「自分の存在すら忘れる」
「自分の存在すら忘れる」 悟りの境地に達すれば、琴や笛はなくても 心を楽しませ。香や茶はな ...
「心に迷いのあるとき」
「心に迷いのあるとき」 心が澄みきっているときは、腹がへれば 飯を食い、喉がかわけば水を飲 ...
「作為を捨てる」
「作為を捨てる」 ふと心に触れたものにこそ、すばらしい 味わいがある。手を加えぬ自然のまま ...
「無心の境地」
「無心の境地」 無心の境地になりたいと願いながら いつまでたっても無心になりきれない。 こ ...
「牛と呼ばれ馬と呼ばれても」
「牛と呼ばれ馬と呼ばれても」 酸いも甘いも知りつくしてしまえば、人の 心がどう変わろうと、 ...
「執着もせず無視もせず」
「執着もせず無視もせず」 仏家のいう「まことの空」とは、大いなる 実体であって、たんなる「 ...
「気づくのが遅すぎる」
「気づくのが遅すぎる」 冬が来て丸裸になった樹木を見れば、 ありし日の花や葉がすべてはかな ...
「悟りを開く分かれ目」
「悟りを開く分かれ目」 筏に乗ったばかりだというのに、もう下りる ときの用意をしている。こ ...
「流れる雲のように」
「流れる雲のように」 栄誉をうけても屈辱をうけても、つねに 泰然と構えている。それはちょう ...