「甘すぎず辛すぎず」Being pure and yet tolerant, ・・・・・

◆英日で学ぶ菜根譚(さいこんたん)「儒仏道の教えを融合した人生の書」

【英語翻訳版】

Being pure and yet tolerant,
Being warmhearted and yet resolved,
Having insight but not speculating on the faults of others,
Being upright but not beyond reform-
All of these can be called honeyed biscuits, not too
sweet;
Or products of the sea, not too salty.
Only this is balanced virtue.

▼単語チェック

・tolerant:寛容な
・resolved:決断力がある
・speculate:あれこれ思索する
・upright:正しい
・reform:改革する
・virtue:徳、善行

【日本語翻訳版】

「甘すぎず辛すぎず」

清廉であってしかも包容力もある。思いやり
があってしかも決断力にも富んでいる。洞察力
があってしかもアラさがしはしない。純粋であって
しかも過激に走らない。

こういう人間こそ「蜜を使っても甘すぎず、塩を
使っても辛すぎない」といい、理想のあり方に
近いのではないか。

●たえずバランスを考えながら、一方の極端に
走らず、円満な境地を目ざす。この一節もまた
「中庸の道」を強調したものである。

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注)「菜根譚」を英語翻訳版と日本語翻訳版で学べるよう以下の翻訳書籍を参考に、
コンテンツは管理者の選択にて、英語版には単語チェックを加えて投稿しています。

▼参考書籍:

①決定版「菜根譚」 守屋洋著(分かりやすい語釈が加えられており、お勧めの書です。
日本語版のみのコンテンツも本ブログの別カテゴリーにて参照できます。)

②「Master of the Three Ways」Reflections of a Chinese Sage on Living a Satisfying Life
Hung Ying-ming Translated by William Scott Wilson